Round6 SUGO
 
8月19日SAT(予選) 8月20日SUN(決勝)
8月20日 in宮城県・スポーツランドSUGO 観衆:1万800人
   
 
■REPORT&COMMENT
 約2ヵ月のインターバルを経て開催された全日本選手権第6戦・菅生ラウンド。RC甲子園所属の亀谷長純にとっては、この菅生もTZ250での初レースとはいえ、走り慣れたサーキットのひとつ。このインターバルの間に、菅生で事前テストを行うことができたこともあって、レース前からマシンの仕上がりも上々。自信の表情をのぞかせた。
「チームのおかげで事前テストに参加することができました。これでかなりマシンのセッティングを詰められたので、いい感じで予選と決勝に入れますね。そろそろ本当に優勝したい」(亀谷長純)

 その亀谷は、土曜日に行われた公式予選で、1分31秒377のタイムをマークし、ポールポジションを獲得。これは、スポーツランド菅生における250cc市販レーサーのレコードタイムだ。

亀谷:「事前テストでも32秒ぐらいが出ていたので、31秒フラットとか30秒台に入れられるかと思ったら、入らなかったですね。とにかくここでテストできたのが大きいです。このいい感じを、うまく決勝につなげたい。明日の決勝もまたダンゴ状態の接戦になると思うので、スタートから前に出てリードするレースをしたい」

 ドライコンディションで行われた決勝レースでは、ホールショットを奪った中富(チーム高武RSC)に続いて、亀谷は2番手で1コーナーに進入。すぐに3コーナーで中富をかわしてトップに浮上し、作戦どおり前半から後続を引き離すスパートを見せた。序盤のトップグループは、中富、亀谷、さらに稲垣(チームBP)の3台がやや4位以下を引き離して抜け出す展開となった。

 しかし2周目には、トップスピードに勝る中富が、ふたたびトップに浮上。亀谷はメインストレート、バックストレッチで中富にリードを広げられながらも、インフィールドのコーナリングで差を詰める走りを披露。3周目にはチームメイトの関口太郎が後方から3位まで浮上。中富に続いて亀谷−関口のRC甲子園ランデブーとなったが、4周目には関口が転倒を喫し、リタイヤしてしまった。
 7周目、稲垣が亀谷をかわして2位に浮上するが、すぐに稲垣は転倒。目の前で転倒した稲垣をかわしたため、トップを走る中富と2位亀谷の差がやや広がってしまう。しかし、1分32秒台前半のタイムで中富の背後まで迫った亀谷は、3位以下を引き離してふたたび中富との一騎打ち。つかず離れずの激しいバトルは、レース終盤まで続くことになる。

 14周目、一気に差を詰めた亀谷は、シケインでアウトから中富に並びかけるが、中富も懸命にブロック。一瞬失速した亀谷は、最終ラップのシケインで、今度は中富のインをつき、シケイン進入でついにトップに浮上。しかし立ち上がりで中富にうまくブロックラインを取られ、わずか0秒3届かずに2位でフィニッシュ。開幕戦以来の表彰台を獲得し、ランキングも6番手に浮上した。

亀谷:「一度、稲垣選手が目の前で転んだので、その間に中富選手に逃げられてしまったのが痛かったですね。ラストのシケインは、一度前に出たんですが、出口で上手くブロックされて届かなかった。ここまでまだTZに乗り慣れていなくて不甲斐ないレースが続いたんですが、やっといいフィーリングになってきました。また優勝できなくて悔しいですが、表彰台に久しぶりに上がれて、まずはホッとしています。次の鈴鹿こそ、勝ちに行きます!」
 
※次回全日本選手権第7戦は、9月3日・鈴鹿サーキットで行われます

GP250ccクラス 亀谷長純レースレポート:予選1位 決勝:2位

●決勝結果
順位 ライダー/所属 マシン
1 中富伸一/Team高武RSC ホンダRS250R
2 亀谷長純/HITMAN RC甲子園ヤマハ ヤマハTZ250
3 青山博一/TEAM HARC-PRO ホンダRS250R
4 畠山泰昌/Team2000 PENGUIN TSRホンダAC29M
5 嘉陽哲久/F.C.C. TSRカストロール ホンダNSR250
6 宮崎 敦/MOTOREX DAYTONA ヤマハTZ250

   
 
■レースリポートリンク
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