第3戦 ツインリンク茂木
佐藤裕児 選手レポート
オートポリスの開幕から約一ヶ月。全日本第三戦の舞台は栃木県ツインリンク茂木にて行なわれた。ここツインリンク茂木は3月の大震災の影響で路面を大幅に改修。コースの約70%が張り替えられるという大きな被害を受けていた。しかし今回の開催にあたり急ピッチで修復作業をしていただき、こうして茂木ラウンドを開催していただいた事を非常に感謝しています。
金曜日 ART走行
事前テストでの問題点を徹底的に追求し期待と不安の中スタートしたART走行。走行開始後直ぐにイメージ通りのフィーリングが得られ、限られた時間の中で更にセッティングを詰める事が出来、自己ベストを更新。初日を5番手で終える事が出来ました。
土曜日 公式予選
40分1本の予選。全神経を集中させてスタート。
新品タイヤの一番グリップする前半に勝負をかけましたが、思うようなタイムが出ません。一度ピットに戻り足廻りのセットを変更。これが良い方向に行き中盤でタイムを更新。しかしこの時点で順位は12番手。残り5分を切った所でタイムを上げることに成功。結局予選は7番手グリッドを獲得。3列目からのスタートとなりました。
日曜日 ウォームアップ&決勝
朝のウォームアップでマシン、セッティングの最終確認を行ないました。このウィークに入ってからアベレージタイムを上げる事が出来ていてタイヤの消耗してきた後半にも良いフィーリングで走れていたので非常に決勝が楽しみでした。
決勝
グリッドに着いて落ち着いてスタートの時を待ちました。
サイティングラップを終えレーススタート。クラッチミートも決まり2コーナーで4番手に浮上、続く3コーナー進入で一台を交わし3番手に。オープニングラップを3位で終え、前2台の動きを見ますが、レース前半に離されてしまいます。中盤に2番手の選手に追いつく事が出来ましたが、交わすに至らずファイナルラップに突入。今度は1コーナーで1台に交わされ4位へ後退。そのまま勝負することが出来ず4位でチェッカー。
とにかく優勝を目指していたので非常に悔しいレースとなってしまいましたが全て自分の責任。もっともっと自分を追い込んで次戦に備えます。開幕戦では15秒あったトップとの差も今回は2秒。走る度にマシンも良い仕上がりを見せてきているので8月の菅生では必ず巻き返します。
今大会も沢山の応援有難うございました!次回も応援宜しくお願い致します!