第5戦 岡山国際サーキット
佐藤裕児 選手レポート
シーズンも後半戦に入り、今大会は岡山国際サーキットで全日本ロードレース弟5戦が行なわれました。
公式練習
この日はマシンのナラシ、確認作業からスタート。確認作業を終え、走行開始となりましたが前週の事前テストのようなフィーリングが得られません。午前、午後とセッティングの変更を繰り返しましたが良いところに持っていけず、初日は終了。
公式練習終了後にチームとミーティングをし、予選へ向けたマシンセットを決めました。
予選
前日から変更したマシンセットは良い方向にはいったものの、なかなかタイムを上げる事が出来ずに、予想以上に苦戦。
午前、午後と時間いっぱい使って更にセットを変更し走りましたがタイムアップには繋げる事が出来ず、そのまま予選は終了しグリッドは今シーズンワーストの15位。
翌日の決勝は追い上げる事だけを考え、ウォームアップで最後の変更を施しレースに挑む事を決めました。
ウォームアップ走行
昨日までとガラリと変えたセットに慣れる為に時間をフルに使って走行。タイムこそ出ていなかったものの、決勝へ向け微かな光が見えてきました。
決勝
全神経を集中させ5列目からのスタート。1,2コーナーまでに10番手辺りまで順位を上げる事が出来ましたが、オープニングラップで赤旗中断。
仕切り直しの2度目のスタート。ここで後続に飲み込まれる形となり1周目は16位で通過。集団でのバトルとなりましたが、変更したマシンセットがこのウィークを通して一番良い状態にあり、自分のペースも後半に向け上がってきていたので、前を行くライダーを冷静に交わしていき、徐々に順位を上げ終盤8番手に上がりましたが、7番手を行くライダーは遥か前方。
結局この順位でチェッカーを受ける事となりました。
今回はセットアップに時間を費やしてしまい、思うような走りが出来ず、苦しいレースとなってしまいましたが、その分多くの収獲もありました。チームのお陰で決勝ではウィーク中、一番良い状態に持っていくことが出来ました。
悪いところは全て自分にあるので次戦茂木大会では同じ事を繰り返さない為にも、この約2週間を大事に使って次のレースに向けての引出しを沢山造っておきたいと思います。
皆様今大会も沢山の応援有難うございました。良い走りが見せられるように精一杯頑張りますので次戦も宜しくお願い致します。