RC KOSHIEN Racing 2007

Results & Reports

第6戦 岡山国際サーキット GP250クラス
山崎 郡 選手レポート

山崎選手

練習走行

今回、岡山国際サーキットでは、2度、事前テストを行い、ドライ、ウエットともにテスト出来ました。

前戦の鈴鹿で負った怪我が充分には回復しておらず、非常に厳しい状態でのテスト走行となりました。はじめは思うようなライディングが出来なかったのですが、最後には着々とセットアップが進み、マシンの方向性が見えた状況でレースウィークに入りました。

ART合同走行1本目は、エンジンの慣らし、そして怪我の様子を見ながら、走行しました。怪我はだいぶ良くなってきていましたが、実際走行して痛みがないだろうか、凄く不安でしたが、前回のテスト時とは比べ物にならないくらい痛みもなく、大きな不安要素がなくなりました。

2本目は決勝の時間と同じような時間帯での走行でした。1本目の走行から少しマシンセットを変更しての走行でしたが、これがいい方向に進みました。タイムアタックには失敗しましたが、予選に向けてはいい感触を得られました。

予選

朝から天気に恵まれ、予選開始の12時40分には路面温度も高い状況となりました。

序盤にしっかりタイムを出していこうと考えていましたが、昨日とはコンディションが違い、タイヤが上手くマッチングせず、思うようなグリップを得られませんでした。

昨日のタイムは簡単に更新出来ると思っていたのですが、なかなか更新出来ずにいました。何度かPITへ入り、タイヤのコンパウンドを変更したりしましたが、納得のいくグリップを得られないまま残り15分になりました。

フレッシュタイヤに履き替え、タイムアタックに入りました。クリアラップも取れ、いい感じでタイムも上げていくことが出来ましたが、やはり想定していたタイムがなかなか出ません。ここで気持ちが焦ってしまい、結局タイムアップ出来ずに5番手で予選を終えることとなりました。

予選で、集中力を高めていけなかった事、自分自身の気持ちをコントロールできなかった事がとても悔しいです。予選後、少しがっかりしていましたが、チームメイトの武田さんが、「アベレージタイムは悪くなかったから、今日の予選は気にしないほうがいいよ」と言って下さり、気持ちが楽になりました。そして、決勝は自信を持っていこうと思いました。

ウォームアップ

朝から雨が降っており、レインコンディションでのウォームアップ走行になりました。
決勝も雨になりそうだったので、短い時間でマシンのセットアップを行い、マシン、ライダー共にいい状態で決勝に挑めることになりました。

決勝

朝から降り続いた雨は止むことなく、SUGO決勝レース同様、レインコンディションでのレースとなりました。

スタートは良くも悪くもなくといった感じで1コーナーへは予選順位と同じ5番手で進入しました。前回の決勝レースはオープニングラップで転倒してしまったので、今回のオープニングラップはいつも以上に慎重に走行しました。

山崎選手

オープニングラップを4位で終えましたが、その時点でトップとの差は大きく広がっていました。2周目には3番手に上がり、早く2番手に上がってトップのライダーを追いかけたかったのですが、少し競り合ってしまい、2番手に上がったときにはトップが見えない状況になっていました。

そこからは、2番手キープに考えを切り替え、とにかくミスのないように走行をしました。周回ごとに後続との差が広がっていきましたが、10周目を過ぎた辺りから、3番手のライダーとの差が見る見るうちに縮まってきました。

タイム差はボードで確認出来ていたので、後続のライダーとのラップタイムが1秒近く違うことは分かっていました。これは抜かれてしまうかもしれない。でも諦めずに頑張ろうと思いました。しかし、残り3周のところでかわされてしまい3番手へ後退してしまいました。

そこからは付いていくのが精一杯といった感じで、最後は1秒離されてしまいましたが、3位のままゴールすることが出来ました。

最終戦で、ようやく表彰台には上がることが出来ましたが、まだまだ課題の残るレースとなりました。

今年はなかなか結果に結びつけることが出来なくて、凄く苦しいシーズンでしたが、ご支援、ご指導して下さったチームオーナー、チーム監督、チームスタッフ、ヤマハ関係者の皆様並びにスポンサーの方々、そして応援して下さった方々のお陰で最後まで全力で走りきることが出来ました。本当に感謝の気持ちでいっぱいです。

表彰台でのインタビューでは、上手く感謝の気持ちを言葉にすることが出来ませんでしたが、この1年間、ご支援、ご指導して下さり、本当に有り難うございました。

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