第6戦GP250クラス
山崎 郡 選手レポート
練習走行
約3週間前の事前テストで、岡山国際サーキットを1年振りに走行しました。
2日間共に気温・路面温度が高い状況でのテスト走行となりました。初日、二日目と確実にセットアップを進めていき、決勝に向けたロングランも行い、とてもいい状態でレースウィークに入りました。
ART合同走行1本目は、エンジンの慣らし、タイヤの確認をしました。テスト走行の時とは15度近く路面の温度差があった為、ソフトタイヤを選択しましたが、あまりいいフィーリングではありませんでした。予選に向けては少し不安材料が残ってしまいました。
予選
朝からグッと気温が下がり、途中で雨が降ったりと、いいコンディションではない中、予選が始まりました。
とりあえず、不安材料であったタイヤのグリップ感を出す為に、セットアップを進めていきました。しかし、雨上がりということもあり、あまりタイヤをグリップさせることが出来ませんでした。セットを変更したりしましたが、あまり上手くはいかず、なかなかタイムを出せずにいました。
気持ちを切り替え、予選後半に新品タイヤに履き替え、タイムアタックに入りました。なんとか4番手タイムを出すことが出来ましたが、納得のいく予選にはなりませんでした。
結局タイヤを決めきれず、明日は決勝ということで、朝のウォームアップ走行でソフトタイヤを試してみることに決めました。
ウォームアップ
朝から雨が降っており、レインコンディションでのウォームアップ走行になりました。
久し振りのレインコンディションでの走行だったので、慎重にしっかり集中して走行しました。
決勝
決勝のタイヤ選択に迷った結果、ソフトタイヤを選択することにしました。朝降った雨もやみ、ほぼドライコンディションの中、レースが始まりました。
スタートで少し出遅れてしまい、オープニングラップは7位で通過しました。2週目に1台抜き6位に上りましたが、3周目に濱本選手にかわされてしまい、7位に後退してしまいました。濱本選手に必死に付いていきたかったのですが、やはりタイヤとの相性が自分には悪く、ペースを上げられず、徐々に離されてしまいました。
濱本選手を追いかけているその間に1台抜き、また6位に上り、中盤は単独6位走行になりました。途中、タイヤを終盤までもたせる走りに変更し、5位のドニ選手のタイムが落ちてくるのを待ちました。
案の定、レース終盤5位のドニ選手のペースが落ちてきて、差が縮まりましたが、結局詰めきれず6位でレースを終えました。事前テストの状況とは全く違い、苦しいレースウィークになりましたが、上位陣も同じ条件。その中でもしっかりセットを出せなかったのは自分自身の責任です。
岡山国際は地元のコースということもあり、気合が入っていただけに、非常に悔しい結果となりました。どんなコンディションであろうと、セットをしっかり出し、結果を残せるようになることが、今後の課題です。そのためにも、もっとサスペンションやタイヤの事を知ることが必要です。次の鈴鹿テストにはこの事をしっかり頭に入れて挑みたいと思います。
今回、ご支援、ご指導して下さったチームオーナー、チーム監督、チームスタッフ、ヤマハ関係者並びにスポンサーの方々、そして応援してくださった皆様、本当に有り難うございました。
今度ともご支援、ご指導の程宜しくお願い致します。