第7戦GP250クラス
山崎 郡 選手レポート
練習走行
事前テストでは天候にも恵まれ、上手くセットアップ出来たものの、レース1週間前の大事なテストで転倒してしまい、少し不安なままレースウィークに入りました。
1本目はとりあえずエンジンの慣らしと転倒の影響がないかを確認しました。
2本目は気温も上がり、タイムアップする予定だったのですが、事前テストで全くなかったチャタリングが出てしまい、タイム更新出来ずに終わってしまいました。走行終了後、藤本監督、藤岡メカニックと色々問題解決に向けて話し合いました。
予選
朝から晴天で良いコンディションの中、予選が始まりました。
問題だったチャタリングも解消され、昨日のベストタイムもすぐに更新することが出来ました。何度かピットインし、サスペンションの調整を念入りに行いました。
サスセットもほぼ決まり、タイムアタックに入りました。今までの自己ベストをわずかに更新したところで気持ちが焦ってしまい、その後はタイムアップ出来ませんでした。
結局、9番手で予選を終えましたが、ライダー、マシン共に調子良く、手ごたえを感じ決勝がすごく楽しみになってきました。
ウォームアップ
決勝に向けての最後のサスセットの調整、タイヤの皮むきをし、ウォームアップを無事終えました。
決勝
前回のレースでは決勝前にかなり緊張し、身体が硬くなってしまったので今回はしっかりとリラックスするように心掛けました。今思えば今回のレースが今までで1番リラックス出来ていたように思います。
15時15分、決勝がスタートしました。ほとんどミスなくスタート出来、1周目は7番手で通過しました。前回の課題の一つ、なんとか最初の3周、トップ集団についていくことを目標に走りました。3位の宇井選手とは少し差が開いてしまいましたが、なんとか4位争いの集団の最後尾につけることが出来ました。
前3台のペースが上がっていなかったのでこれはチャンスと思い、一気に勝負しました。4周目にその集団の先頭に立ってからは無我夢中で走りました。その後、後続での転倒もあり、徐々に差を広げることは出来ましたが、前を走る宇井選手との差はなかなか縮まりません。単独走行が続き、集中力を切らさないよう心掛けました。
ラスト5周を切ったあたりから、高橋選手が自分より1秒近く速いタイムで追い上げてきました。必死で追いつかれないように頑張りましたが、ラスト2周のところでパスされてしまいました。なんとか追いついてラストラップで勝負したかったのですが、ついていくので精一杯でした。結局順位を1つ下げ、5位でチェッカーを受けました。
今回のレースでは前回の課題を少しクリアすることが出来ましたが、また新しい課題が沢山出てきました。今の自分にはもっともっとマシン、タイヤについて理解しなければならないことを感じました。
来年は表彰台を目指し、今年以上の成績を残せるように今から計画を立て、メンタル面、体力面等もっと鍛えていこうと思います。
今回の最終戦でベストリザルトを残せたのもチームオーナー、監督、チームスタッフ、ヤマハ関係者並びにスポンサーの方々、そしていつも応援して頂いている皆様のおかげです。心より感謝いたします。
この1年間色々とご支援頂き、本当に有り難うございました。