RC KOSHIEN Racing 2005

全日本ロードレース選手権結果、レポート

全日本ロードレース選手権シリーズ第7戦
ST600クラス 宮崎 敦 選手レポート

宮崎選手

天候不順ながら予選9番手を獲得。
確かな手応えを感じたレースだったが、追突されて3戦連続DNF。

1年に1回の開催となる岡山県・岡山国際サーキットでの第7戦。レースウイーク直前まで天候の心配はされていなかったが、発生した台風の影響から近畿地方は厚い雲が覆われ、金曜、土曜とあいにくの雨となってしまった。

1週間前にドライコンディションでテストを行った宮崎は、レースに向けて着実にセットアップを進めることができていた。そのため、レースウイークはドライでスケジュールを消化してほしかったが、残念な天候となってしまった。

しかし、ウエットコンディションはマシン差が出にくく、ライダーの技量がタイムに大きく反映する。ウエットの状態を探りながらも、金曜日の合同テストは総合3位のタイムで終えることができた。

迎えた土曜日の予選は1回目のセッションを5番手で終了。2回目は4番手となった。宮崎の参戦するST600クラスは参加台数が多いことから、二組に分けて予選が行われたのだが、A組はヘビーウエットで、宮崎の走行したB組はライトウエットとなったため、それぞれのクラスで上から交互にスターティンググリッドを決めていく方法が採用された。

この結果、宮崎は3列目9番手からスタートすることとなった。

宮崎選手

明けて決勝日はドライ。このレースウイーク初のドライだ。朝のウォーミングアップランでドライセッティングを詰めたいところだが、夜遅くまで降り続いた雨はまだこの時点で完全に乾ききっておらず、所々にウエットパッチが残るため、ドライセッティングを詰めることはできなかった。

結局決勝は、1週間前に行ったテスト時のデータをベースにセッティングを行い、決勝グリッドにマシンを並べることとなった。

レースがスタート。まずまずのスタートを切ることに成功した宮崎だったが、後続に転倒車が出てコース上に残ってしまったため、赤旗が提示され、再スタートされることとなった。

1回目のスタートでタイヤが暖まっていることが分かっている宮崎は2回目のスタートでいつも以上のダッシュを見せ、上位グループに加わって裏ストレートに入った。ここでさらにポジションを上げようとした次の瞬間、後ろから他車に追突され転倒。そのままリタイヤとなってしまった。

宮崎敦「レース1週間前のテストも順調にこなし、決勝もマシン、タイヤともに良い状態に持っていくことができていたので、自分自身、非常に楽しみにしていました。ところが、思ってもいない場所、タイミングで後ろから追突され、結果として3戦連続のリタイヤとなってしまいました。今年は思うような結果を残すことができていないので、今回こそはと確かな手応えを感じながらスケジュールを消化できていたので、本当に残念です。でも気持ちを切り替え、しっかりと最終戦を戦えるよう、もう一度組み立てます。今年1年のまとめとして良いレースができるよう頑張ります。応援、宜しくお願いいたします。」

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