全日本ロードレース第4戦もてぎ戦
奥田貴哉選手レポート

佐藤選手

6月11日 フリー走行。

1回目は前回からファイナルを変更し、確認などのためにタイヤも中古で走行した。それがたたってか、タイムは伸びずセットアップが進まなかった。2回目は雨が降り、状態はフルウエットになった。
始まってすぐに2番目のタイムがでて、もう少しタイムが伸びるように足回りを変更してみることにした。それが失敗しタイムが伸びなくて14位になった。

6月12日 予選。

なんとか雨も上がりドライの状態で走ることになった。
1回目は前日のファイナルからロングに変更した。しかしタイムが伸びずに28番手となった。2回目はDLのテストのときのセットに戻し、車高を上げて走行した。もとのタイムが出て去年のタイムのコンマ1秒落ちになり、00秒6 になった。

6月13日 朝フリー&決勝。

佐藤選手

朝は雨が残っておりハーフウエットになった。
5周目まではトップにいたが4周目からラップ遅れのライダーにひっかかりタイムアップできそうになかったので決勝がDRYになることを想定して、ドライのイメージで走って朝は6位で終えた。

スタートでは少しフロントが浮きミスったが出遅れなかったので1コーナーでいけると思った瞬間、スタート直後にアクシデントが起こった。チームメイトの哲久が接触したように見え転倒したのが見えた。・・・と思った瞬間、もろに轢かれていた哲久を見てしまい、位置的にこちらも轢きそうになったのでブレーキロックしながら、よけていき何とか踏まずにしのいだと思ったら哲久のバイクがこっちに向かってきたので間一髪で交わしたが左足と自分のバイクに接触しながらその場をしのいだ。1コーナーを過ぎると赤旗中断となった。

再スタート後、自分では精神的にショックを受けていた。気持ちを切り替えて望んだつもりではあったが自分の知らない間に切り替わっていなかったのが後でわかった。スタート後V字コーナーに差し掛かるまでは13位から15位の間まで追い上げていた。V字で1台抜いた直後にタイヤが滑ったと思い、はらみながらアウトまで行けばロスはしないと思いコントロールしたつもりだったが、ハイサイドで転倒してしまった。再スタートを切ろうとしたが、バイクを起こそうとしたが何かの痛みで起こせなかったので、あきらめてリタイヤすることにした。結局このときの怪我は帰宅後 骨には異常がなく 打っていることから痛みがあっただけですんだ。

反省。

セットアップを変更しすぎていたのと、フリー走行のときにタイムアップができておらず、雨のリズムで予選になりタイムアップが遅れてしまった。そのため予選が7列目と悪かった。フリーのときにタイヤを新品でファイナルをテストしておけばよかったのかもしれなかったのが悔やまれることであった。
アクシデントできちんと気持ちの切り替えができていなかったこと。が転倒につながったと思ってます。もう少し自分がしっかりしていればと反省しています。

感想。

作戦的には予選が7列目と後方からだったので順位が落ち着くまでの3周目ぐらいまでの間に追い上げていこうと、ペースを上げていき追い上げたところまではよかっただけに自分が悔しかった。次回は菅生。自分的に得意ではないが今回ので追い上げることはできるからやはり課題の予選を最低でも3列目以内にいるということを念頭において一桁でゴールできるようがんばりたいと思います。 (ただ今回のアクシデントのことで哲久が早く回復し元気な姿を見れるよう願うばかりです。)