RC KOSHIEN 2002 ROAD RACE Results & Reports イメージ画像
 
Team of 2002
 
Results & Reports
 
Points Ranking
 
Gallery
 
Race Queen
 
Muffler Sounds
 
Race BBS
 
ROAD RACE 2001
 
ROAD RACE2000
 
1つ前のページに戻ります。
※画像をクリックすると大きな画像でご覧頂けます。

Round2 TUKUBA GP250嘉陽選手レポート

嘉陽選手画像1

■金曜日 ART合同テスト

 一回目の走行前に雨が降ってきてしまい、この日は雨での走行になってしまった。しかし、今までまともにTZで雨での走行がなかったので、雨での初走行になった。
 一回目の走行は、探りながらの状態で走行。なかなかひざも擦れず、バイクも全然寝る事がなかった。とにかく、この走行は慣れる事に重点を置いて走行した。
 二回目は、雨もさらに激しくなりコース上に川が出来るほどの雨となった。この走行で新しいレインタイヤのテストや、ミッションなどのテストを行った。結果はすごく良い仕上がりになり、タイヤもすごくグリップが上がって攻め込めるバイクに仕上がってきた。
 自分自身も、雨でのTZというのに慣れることができた。


■土曜日 公式予選

一回目は、テスト時の感覚を取り戻す事から始まった。ドライでのセッティングは出ておらず、こうなるであろうという状態からスタート。やはり、筑波は突っ込みが激しいので、フロント周りのセッティングも自然と固まっていく方向になった。あまり固めすぎると、旋回性が落ちたり、リヤ周りとのバランスがあるので、そこを探しながら走行したが、いいセッティングを見つける事が出来ず、また自分自身も上手く乗れずに終了。58秒6で、6番手。

 二回目は、コース状況も一回目より良くなり、コース上も綺麗になってきていた。
走行開始早々に一回目のタイム58秒6をクリア、これはミッション系の仕様変更や、足回りのセッティングを変更したのがいい方向にいったためである。自分自身も思うように走れてきて、イメージが走りに反映されてきた感じであった。
決勝タイヤでレースラップの周回もし、タイヤの耐久性は問題なし!あとはセッティングに専念するとともに、もっと自分自身のイメージどおりに走れるように走りこんだ。最後にフロント回りのセッティングを少し変更、エンジンは最初からすごくいい感じでまわっていた。そして、最後は数周であるがクリアラップも取れ、57秒6というタイムをマーク。PPからのスタートとなった。PPを取ったが、まだまだバイクに問題が残っていたので、明日の朝Wアップでテストする事になった。今シーズン初のPPで久々のPPであったので嬉しかったが、一番重要なのは明日の決勝!!


■日曜日 決勝

 スタートは上手く決まり、トップに立つ。しかし、その後のペースが上がらずズルズルと遅れだしていった。コーナー脱出からストレートにかけてバイクの加速が鈍く、どんどんパスされていってしまった。
嘉陽選手画像2
5位までポジションダウンしたところで、1ヘヤピン立ち上がりで転倒者が出て、その除去作業のため赤旗中断。レースは2ヒート制となった。この間に、バイクのキャブレーションのセッティング変更を行った、風向きも1ヒート目と少し変わり、追い風になってきていた。ボクにはいい風となった!

 藤本監督のアドバイスもあり、2ヒート目は自分の中にあったモヤモヤが吹っ切れてレーススタートとなった。二回目のスタートも上手く決まり、トップに立ってからは全開走行になった。何せ、自分の順位を上げるためには、1ヒート目の出遅れを挽回し、タイム差を削らなければ順位が上がらないからである。
嘉陽選手画像3 とにかく全開でのアタック走行となった。アベレージタイムも1ヒート目を上回るペースで周回。このハイペースで走れたのも1ヒート目からのセッティング変更のおかげであった。バイクも見違えるような速さで加速、ストレートエンドの伸びも遥かに速かった。このおかげでトップを走る事が出来た。
 そして、2ヒート目はトップでチェッカーを受ける事が出来た。しかし、1ヒート目についたタイム差を埋める事が出来ずに、総合3番手となった。
前回からの連続表彰台であり、2ヒート目は勝つことが出来た。嬉しい気持ちであったが、結果的に2戦とも負けているという現実があるので、悔しい気持ちの方が強かった。
 しかし、今回のレースは次につながるレースだったと思う。

■次のレースに向けて・・・

 鈴鹿は自分が一番走りこんでいるサーキットである。ここ2戦での結果を鈴鹿のレースに繋げたいと思う。
嘉陽選手画像4