今回のSUGOは最終戦であると言う事と、前回表彰台に乗っている得意なコースと言う事もあり、どうしても優勝したいレースでした。その為に事前に走り込みとテストを兼ねてSUGOにも行き、気合いも十分でレースに望みました。 |
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-- 予選 --
前の週に走り込みをしていたので、悩むことなく思い切り走る事ができました。金曜日の時点で35秒台に入ってるのが、何人かいてたので自分も35秒台に入れなければトップグループで走れないだろうと感じていました。でも朝の予選は36秒0で8番手。二回目のチャンスに賭けるしかありませんでしたが、午後の予選もなかなか思うように走れずに朝と同じく36秒0で止まっていました。時間もなくあと1周しかないと感じたので、僕はラスト1周に向けて集中しました。そのラスト1周が上手く走る事が出来てなんとか35秒6というタイムで6番手に上がることが出来ました。
-- 決勝 --
ここ最近ではスタートで大きくミスをすることはなく、いつもと同じようにレッドフラッグが退いてもあせらずに気持ちを落ち着かせていました。でも今回はいつものタイミングよりかなり早くにシグナルが変わったので、結局あわてることとなり、完全に出遅れてしまいました。努力して取った順位も水の泡でした。
前の晩に雨が降り路面状況は、川が残っていてフルドライで思い切り走れる状況ではありませんでした。この川の残る状況が自分にとって有利になると思ったのですが、始まってみたら実はつらい状況でした。予選で35秒台に入れることが出来たのも限界を超えるかなと感じるくらいコーナーリングスピードを上げて走った結果で、自分では気持ちいいくらい思い通りに走れていました。しかし、決勝では川がある為にコーナーリングスピードを上げることが出来ず、立ち上がりで周りと同じような所からアクセルを開けても、結果的に抜くことも、ラインを変えて無理に進入する事も出来なかったのです。結局全体のリズムが崩れてしまい、ドライであるはずのコーナーも予選の様に気持ち良く走る事が出来ずに、周回を重ねていました。後半では井手と競い、ラスト2周の馬の背で抜くことが出来ましたが、ラスト1周のホームストレートで抜き返され、最終ラップの1コーナーで前を譲ってしまいました。勝負どころの馬の背ではさすがに同じ抜き方では敵も譲らず、悔しくも緑のシートを眺めながらのチェッカーとなってしまいました。
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