チャタリングに悩まされながら10位フィニッシュ
約3ケ月のインターバルをはさみ、2006年シーズンも今回のスポーツランドSUGO大会を含めて残り3戦となった。
第4戦から5戦の間の時間を利用し、チームはSUGOで2回ほどテストを行うことができた。このテストを利用して順調にマシンをセットアップしたいところだったが、1回目のテストからチャタリングに悩まされ、その解決に追われてしまい、マシンのセットアップを進めることができない。結局、1回目の最初の走行に出したタイムをその後は更新できないという、状態に陥ってしまっていた。
それはレースウイーク初日となる金曜日のART合同テストでも変わらず、そのままの厳しい状態で土曜の予選を迎えることになってしまった。
タイムを稼ぐポイントである3コーナー、ハイポイント、SPコーナーイン、アウト、シケイン手前の110Rと、チャタリングの発生する場所がいずれも中速コーナーであるため、ここでマシンが振られてアクセルを思うように開けていくことができないのは非常に厳しい。
多様な場所で何度かハイサイドにながらも、マシンを立て直し走行。
予選1回目は1分34秒854で28番手、2回目は1分34秒245で16番手。予選は17番手、5列目からのスタートとなった。
予選時間をぎりぎりまでフルに使ってマシンセッティングを振り、何とか解決の糸口を見つけたいところだったが、現象が治まらず。さらに日曜日朝のウォームアップでもセッティングを変更し、対策を施す。
そうして決勝レースがスタート。周回が進むにつれ、徐々にポジションを上げていく宮崎。2周目に16位、6周目14位、10周目13位と順位は上がる。タイムも1分34秒前半から中盤と予選並みのペースでラップを持続させ、最終は10位まで上がったところでチェッカーとなった。
宮崎敦「今回は2回も事前テストができるということで、かなりマシンを煮詰めた状態でレースウイーク入りできると期待していたのですが、チャタリングという思わぬ問題が起こってしまいその対策に最後まで追われながらのレースでした。次のレースまで時間がありますので、テストを行い巻き返しを図り、なんとかここで流れを大きく変えたいところです。チーム一丸となって頑張りますので引き続き応援、宜しくお願いいたします。応援、ありがとうございました。」
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