3週間前のﾃｽﾄで初めて茂木を走行し、ｺｰｽ、ﾏｼﾝ共にほんの少し慣れてきた状態でﾚｰｽｳｲｰｸに入りました。
今回は特例で木曜日から走行できるということで経験の少ない僕にとってはとても有り難い日程となりました。
練習走行では早くｺｰｽ、ﾏｼﾝに慣れるために走り込みを重視しました。2日間とも気温が低く、風もかなり強く大幅にﾀｲﾑは更新出来ませんでした。ただ数周でしたがﾍﾞﾃﾗﾝﾗｲﾀﾞｰの後ろについて走行することが出来、ﾗｲﾝどり、ﾌﾞﾚｰｷﾝｸﾞﾎﾟｲﾝﾄの違いがわかり、とてもいい勉強になりました。藤本監督、宮崎選手にｱﾄﾞﾊﾞｲｽを頂き、明日の予選に向けていい感触をつかめました。
45分の予選が始まりました。地方選手権と違い、時間が長いので有効に使えるか少し不安でした。
宮崎選手から｢徐々にﾍﾟｰｽを上げていくように。｣というｱﾄﾞﾊﾞｲｽを頂き、実行しました。少しずつﾍﾟｰｽを上げて走行し、さあこれからという時に赤旗が出されﾋﾟｯﾄｲﾝを余儀なくされました。
再びｺｰｽｲﾝし、ﾀｲﾑｱﾀｯｸをしようとしましたが上手くいかず、気を引き締めるためにもう一度ﾋﾟｯﾄｲﾝしました。ﾘｱﾀｲﾔのみ新品に交換し、ﾋﾟｯﾄｱｳﾄ、再度ﾀｲﾑｱﾀｯｸを開始しました。前後を見ても誰もいない状況で完全な単独走行となり、うまくﾀｲﾑが出せるか心配でしたが、徐々にﾀｲﾑが上がっていき、自己ﾍﾞｽﾄを大幅に更新したところでﾀｲﾑｱﾀｯｸはせず、決勝に向けてｺﾝｽﾀﾝﾄにﾀｲﾑを出せるように練習しました。なんとか目標ﾀｲﾑをｷｰﾌﾟすることが出来、決勝に向けていい自信となりました。
ﾏｼﾝの慣らし、路面の確認等決勝に向けて最後の調整をしました。特に問題もなくいい感触でした。
雨がいつ降り出してもおかしくない天候の中ﾚｰｽがｽﾀｰﾄしました。
初めてのｽﾀｰﾄ、若干出遅れてしまい、ｵｰﾌﾟﾆﾝｸﾞﾗｯﾌﾟは10位でｺﾝﾄﾛｰﾙﾗｲﾝを通過しました。その後9番手を走行のﾗｲﾀﾞｰのﾍﾟｰｽが上がらず、ﾊﾟｽした時にはすでに8番手との差が広がってしまっていました。焦る気持ちを抑えながら前を走るﾗｲﾀﾞｰを追いかけました。ﾚｰｽ中盤、少しずつ差が縮まっていき、なんとか追いつきたいと思っていましたが、終盤ﾗｽﾄ5周をきった辺りから逆に差が広がっていき、追いかけるのが精一杯で結局単独走行となり最終的に8位でﾁｪｯｶｰを受けました。
今までこんなに長い周回、時間の決勝ﾚｰｽをしたことがなかったので終盤のﾀｲﾔの消耗や自分自身の集中力のなさなどこれからの課題が沢山見つかりました。終盤で何度かﾐｽがあったのもすべて自分自身の精神的弱さからくるものだったと思います。次回のﾚｰｽまで少し時間がありますのでしっかり鍛えたいと思っています。
全日本選手権初ﾚｰｽでﾎﾟｲﾝﾄを獲得出来たのはﾁｰﾑ関係並びにｽﾎﾟﾝｻｰ様、そして応援していただいた皆様すべてのおかげです。本当に有難うございました。次回も精一杯頑張りますので皆様ご支援の程どうぞよろしくお願いします。
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